熊谷で41.1℃の国内最高気温を更新した昨日、気象庁はこの猛暑を「災害と認識」していると表現しました。
確かにこの気温は、夏の暑さと諦めるには異常な高さだと思います。
クーラーの効いた室内から一歩屋外に出ると”危ない”と感じてしまうほどです。

私たち警備員、特に交通誘導警備員の業務は、現場にもよりますが一瞬たりとも気の抜けない業務です。
立哨位置もほとんど道路上で、日陰などありません。過酷です。
熱中症対策は警備業協会をあげてその重要性を訴えていますが、これといった有効な対策がないのが現状です。
水分補給と十分な休息、自分自身による体調管理、そして第三者による体調不良等の把握、が今現在取れる対策です。
今日現在、熱中症の症状を訴えているものはいませんが、この気温がまだ続くと考えるとこの先心配でなりません。

交通誘導業務は工事であれば工事現場の作業が終わるまでが業務です。イベントであれば交通規制が解けてお客様の安全を確保できるまでが業務です。
つまり警備対象の進捗による受動的な業務です。

警備員不足が深刻な影を落としているこの業界にあって、労働環境の改善も取り組みの一つでしょう。
熱中症の恐れがある猛暑の7月、8月の二ヶ月は、労働時間の短縮やサマータイムの導入が可能かどうか、関係団体に訴えていく必要があるかもしれません。

 

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